昨年より恒例となった晩秋小倉旅。
先週金曜日からお休みをいただいて、3泊4日。
まずは旦過市場から散策スタート。

『旦過うどん』さんで、焼きちゃんぽんを肴に瓶ビールをいただく。
まだ外国人観光客には、あまりバレてない(=知られていない)ので
地元の雰囲気を楽しみながら、腹を満たす。
しかし数年前の大火事から復興したものの、再整備事業が進んでいるようで
2030年には味わい深い商店街も消えてしまい、各店舗が商業ビルに入るんだそう。
是非、出来るだけ沢山、この雰囲気を楽しみたいもの。
本来は京都の錦市場も地元の台所だったのに、今や外国新観光客ばかりでツマラナイから
ここの味わいは、貴重なのです。
その後、門司へ移動して、地元の居酒屋さんへ。


地元の肴の刺身盛り合わせに、ムラサキガニ。
まぁ醤油の甘いこと。地元の常連さんの会話をBGM代わりに、のんびり酒を楽しむ。
翌朝は早く目覚めて、北九州最北端に位置する和布刈(めかり)神社へ。
関門海峡のすぐ横に鎮座する鳥居の反対側では、波が押し寄せている。
白フグの御神籤は「末吉」なり。
年末に向けて、少しずつ積み上げたものが形となれば良い1年の締めくくりになれるのかしら。


朝は潮の流れが、東から西へ8ノット。
その流れに乗った船の進みが早いこと。逆行する船の進みが遅いこと。
レンタカーを借りて下関トンネルをくぐり
山口県に入ると約30分強、北上して川棚温泉へ。
事前に予約していた玉椿旅館の貸し切り風呂では、さらっとした無色の源泉かけ流しを満喫して
その後、名物かわら蕎麦を求めて、老舗『たかせ』さんへ。


昨晩の居酒屋の大将曰く「本店の瓦が一番熱い」とのこと。
パリパリとした茶そばを、檸檬が入った出汁でいただく。檸檬はマスト。旨い。
この後は小倉に戻って、町を巡ったり、知らない土地で衝動買いしたり、夜の酒場を求めたり。
モノレールも走っている大きな町なのですが、適度な安心感のある街で、とにかく過ごしやすい。
ただし競馬・競艇・競輪・オートレースと、全ての公営ギャンブルが集う街でもあり
日曜日でも夜の街は賑わっていて、美味しい飲食店も多く、とにかく金がかかる町でもある。笑
そんな小倉の街も、見渡せばクリスマス一色。
年末の雰囲気なんて、まだまだ感じる気分にもなれませんが
京都を囲む山々の彩も、今が一番活性している。
気が付けば、そんな季節になってしまったのですね。
今回の旅も新しい店の発見があり、土地の人との交流もあり。
とにかく来年も必ず行きたい。

