神のまにまに
日帰りで山口県は防府市に出かけてきました。
京都駅で、ビールとおつまみを購入して、乗車。
朝イチの新幹線に乗れば、約2時間ほどで新山口駅に到着し
そこから山陽本線に乗り換えて10時過ぎには、防府駅に到着です。
とても静かな街。
早速、港の方へ向かい
道の駅的な漁港へ。
逆光。笑
前日の大荒れの天気が嘘かのように
空は晴れ渡り、瀬戸内海がまぶしいぜ。
事前に予約していた、寿司を購入。
赤酢のシャリが特徴的で、瀬戸内海の幸が満載。
このレモンの下は、サワラのタタキ。美味。
全部、美味しかったなぁー。
近くで日本酒1合も購入して、すっかり良い心持に。
さて駅の方面に戻り、向かったのは防府天満宮です。
日本三大天満宮の1つだそうです。
三大○○って日本人、好きだよなぁ。
そうです、予想通りに「太宰府天満宮」「北野天満宮」そしてコチラ。
梅の時期は、さぞかしキレイなんだろうなぁ。
それでも青空が良いのよ。
こじんまりとしながらも、凛とした佇まいは、さすが三大天満宮の1つ。
滅多にひかない御神籤も、まさかの大吉。これは良い。
そこからテクテク10分ほど山に向かえば、改修後の防府競輪場。
もうすっかり、味、温泉、そして競輪、こんな旅が楽しい趣味です。
大いに人が集い賑わうその場所は、とにかく暖かさを感じる素敵な空間。
吉田松陰を始めとした長州潘の教育の名残なのか
ヤジなど、ほとんどなくて、皆さんが選手に対して心地よい声援を送り続けていました。
最終レースも地元のエースが、キチンと仕事をして(仕事をし過ぎて)
帰り道は、天満宮から防府の街を眺める。
昔見た、福津の神社からの光景も、こんな感じだったなぁ。
また岐阜の神社からの光景も、これに近い。
とにかく夕暮れの街がそこにあって、向こうに瀬戸の海があって。
このたびは ぬさもとりあへず 手向山
もみぢのにしき 神のまにまに
菅原道真公の歌ですね。
手向山は奈良なんだそうですが(行ったことないけど)
なんだか、それをふと思う光景でした。
防府市では山口の方言である『幸せます』の言葉を掲げています。
「幸いです」「嬉しく思います」「ありがたいです」という謙虚な言葉の意味。
それに「幸せが増します」を掛けたんだそう。
帰りは駅前の焼肉屋さんで、たらふく美味しくいただいて
新幹線の2時間は、幸せますな気持ちでぐっすり就寝。
今年も残りあと2カ月足らず。
少しずつ寒さを覚えるようになり
なんとか健康に1日1日を積み重ねて、安寧無事な年末を迎えたいものです。