spring vacation
気が付けば、少しずつ暖かくなって
桜の花も、そろそろ終わりに近づく頃
毎年、4月はユックリ過ごせていただいており
まとめてお休みを頂戴して、国内旅行してきました。
旅はズバリ、瀬戸内ぐるり旅。
京都~明石~高松~松山~尾道~倉敷~京都を
3泊4日で、ノンビリさせていただきました。
つらつらと旅の模様を、記させていただいても良いんだけれども
今回は2点をピックアップ。
まずは旅の初日の昼ごはん。
なかなか予約が取れない、明石で有名なイタリアンに伺いました。
車旅行ですから、お酒をいただくことは出来ないんだけれども
活気のある店内で、いただく海の幸の、それはそれは美味しかったこと。
イカと小エビのフリットからスタート。
四季のピッツァ(ピザじゃなくて、ピッツァ)
私は日本人だから、春からいただきましたが
外国の方なら、秋から食べるのかしら(年度末からの解放を意識しすぎ)
これが抜群にうまかった。
キビレ(という名前の魚らしい)の香草オーブン焼き。
レモンをたっぷりとしぼって、箸(じゃなくてフォークナイフ)が止まらん。
そしてデザートに、いちごたっぷりティラミス(アイラブティラミス)
カプチーノと共に、もうお腹いっぱい。
こういう美味しいものをいただいて
最近、いつも思うんだけれども
胃がどんどん小さくなっている。
アレもコレも食べたいのに、、、、忸怩たる思い、とはまさにコレ。
旅行中は天気にも恵まれ、だいぶ空は霞んでいたけれども
(窓を開けると、鼻炎になりがち、だったけれども)
ノンビリとキューバ音楽を流しながら、ドライブを楽しんだ。
高松の夜は、一本鶏をいただいたり
猫のカワイイ小皿を衝動買いしたり(こういうの大好き、女子力高いから)
3-1 で 16倍当てたり(慎太郎ありがとう)
朝の通勤ラッシュを尻目に、うどんを食べたり(絶対、小でよかった)
道後温泉近くの寿司屋で、生ガキに悶絶(いい意味で)したり
尾道のロープウェイ内で、グループ旅行の一人の女子の背中と私の背中が
べったりくっついて、その体温にウンザリしたり
猫の小路が、もう過疎化していたり
相変わらず倉敷の八重さんは、最高の居酒屋であったり。
その中でも、一番の思い出は
しまなみ海道の瀬戸田レモン。
明石の魚に振りかけたレモンがとても爽やかで、美味しくて
是非、有機のモノを購入したく、スマホで検索した
とある農園に伺ったときのこと。
小さな島の、細い道をクネクネ昇っていったら
そこには普通の家と普通の倉庫がありました。
ありゃ、ここでは購入できないのかしらん?
と、ちょうど倉庫の中で作業してる若い男性(なかなか男前だった♡)に
入手できないか、声をかけてみると
「まだ、生ってると思うので、ご自身で取ってもらったら、いいですよー」
と、なんとまぁ、快く緊急レモン狩をさせていただけることに!
レモンって、こんな木に、こんな具合で生っているのか。。。
初めての光景に、感動。
渡された、枝折ハサミで、大きく実ったものを、チョキンと収穫したのです。
は・つ・た・い・け・ん。
感動。
そして、近藤の白い歯で、黄色い檸檬をキリリと嚙んだら
なんとも爽やかで優しい酸っぱさが、口の中で広がり
またその余韻が、しまなみ海道の風と共に、心の中を澄ませてくれたのです。
檸檬のほかにも収穫された柑橘系を箱に詰め込んでくださり
とても安価に譲ってくださいました。
帰宅して、それらの柑橘系、たくさんいただいていますが
ああ、これが本物なのか、と溜息の日々でございます。
どうしても休みの日になると、海が見たくなるのは昔から。
もともと京都の端の田舎で、山を眺めながら生きてきたからなのかも。
あの瀬戸内の海の穏やかさ、島を流れる風の優しさ。
とてもとても、思い出深い旅になりました。
最後に、現実に戻りたくない中年の背中とともに。