こだわらない
節分ですね。
みなさん、恵方を向いて、ガブリしはりましたかね。
私は仕事を終えて、ここ近年、毎年お邪魔しているお寺にて
節分祭りを体感してきました。
年に1度、この1日だけご開帳される仏様を拝ませていただきます。
その時の心模様で、仏様のお顔がどう見えるか、そんな楽しみもあるのです。
ある時は、心静かなお顔、ある時は、何かを諭されているようなお顔
今年は、どうだったかな。静かな雰囲気をされていましたね。
私の心模様も、少しは穏やかなのかもしれません。
豆まき大会?の前に、ご住職が皆さんの前でご挨拶。
そのお話が、適度に長くて、面白かったのですが
グッとくる内容がありました。
仏教の教えとして「こだわらない」ことを大切にしよう、とのお話。
※補足
こんなお話から、こだわらない、の話になりました。
「皆さんは、恵方巻き、今年も食べますよね。
確か今年は西南西、やったと思いますが
仏教では、恵方として何処かを選ぶわかでなく
常に分け隔てなく、均等に、という考えがあるわけです。
何か一方にこだわることなく、まぁそれでも
世の中の流れに習うことも、また1つの考え方、なので
それに順ずることも、良いのかもしれませんわなぁ」
そんなお話だった(はず)で、私にとっては、なんとなく腑に落ちたのです。
こだわると、何かと不都合や苦労が生じる。
こだることで、色々な、しがらみから解き放たれなくなる。
色々なこだわりを脱ぎ捨てば、心が軽くなり、そしてまた
様々な周りの事事に対して、感謝の心が生まれ
またそれが、プラスの循環を生み出す。
いいお話だったな、聞けてよかった。
そして、いよいよお待ちかね、豆まき大会が始まりました。
おっさんの号令よろしく、皆さんで「福は内!鬼は外!」の大合唱。
福よ、こちらにこーい!
皆さん、笑顔で巻かれる豆を集められています。
そして私は、一番最初の豆まきに、なんとなく、ふわっと手をあげたら
その手のひらに、投げられた豆が飛び込んできたのです!
一番福、いただきましたー。
こんなん、なんぼあってもええからねぇ(ミルクボーイ風)
厄年近藤、今年はもしや、何かいいことあるかもしれんな。
だって、福が飛び込んできたんですから
いやいや、あまり図に乗らずに精進しないとね。
大阪のとある神社では
豆まきにて、きっと鬼も諭されるだろう、と「鬼は外」は言わないんだ、って
朝のニュースでやってました。いい話ね。
そして、その神社では、今流行りの疫病を治める御祈りもされたんだとか。
TVで、中国の方が誰もいない武漢の街並みを眺めては、涙しながら
「頑張れ、武漢。負けるな、武漢」と祈られていた。
皆さんが、誰かのために、何かのために、祈りを捧げる。
そんな社会って、本当に素晴らしいと思います。
健全だし、きっと火災も少なくなるはず。