存在感
先日、ご近所のお客様から古い消火器の引取りをご依頼いただき
直接お持込いただいたのですが。
こんなの初めて~
中には液体でなく、粉末が入っているようで
おそらく圧縮ガスと共に、噴射される設計なんだと思います。
裏面を見てみよう。
『当社は家庭防火の理想を達成するために火災の発生するあらゆる可能性について
研究の結果このたび本品の姉妹品であり既に皆様より御好評と信頼を戴いて居ります
SKS強力消火弾の組セットSKS強力消火セットを新発売いたしました。』
⇒もう一文、読みきるだけで、大変な労力を必要とします。
『これこそ家庭防火の至宝と信じます。』
⇒至宝。。。
『どうか本品と共にSKS強力消化弾を併せて御常備の上 防火の完璧を期して下さい。』
⇒こんだけ言うといて、消火と消化の間違いたるや。完璧を期せぬ。
昭和40年製造。
当時の作り手の思い。
昭和、平成と次代を紡いで、令和の心に、伝わったお。
話は変わって。
日曜日、髪の毛カットするので、大阪へ。
カットまでの時間に、通天閣へ。
あら、素敵な通天閣。
あちこちのスナックみたいなところから、賑やかな歌声と笑い声が聞こえてくる。
そんな下町風情、素敵だよ。
織田作之助の小説に出てきそうな、昭和洋食の老舗『グリル梵』
大阪の言葉で、それでも丁寧は接客にうっとり。
いただいたビフカツ、そしてハイシビーフ(ハイシライスのルーのみ)
とっても、美味しかったお。
写真も撮影したかったけれども、他のテーブルの外国人観光客が
弁当箱みたく大きなカメラで、パシャパシャ撮影してたから
なんとなく、気がそれてしまい、味の記憶は、インマイヘッド。
大満足して外に出たら
通天閣が、これまた違う顔していて、なんだか幸せな日曜日になったお。