ふと
ラジオって、ふと聴きたくなるメディアだと思います。
この「ふと」ってのが、とても良い。
偶然感、といいますか
フワッと舞い降りてくる感じ。
日々アンテナを張り巡らしていても
なかなか必要なものにたどり着けることは少ないし
何気ないときに、グッと来る、この感覚がたまにあるから、人生は面白い。
土曜日、大阪の現場からの帰り道に
NHKFMを聞き流していましたが
大阪の新世界で、履物屋さんを営みながら
JAZZ好きから、なんとレーベル作ってしまった、澤野工房の澤野さんが
ゲストに出演された番組の再放送が流れてきたのです。
やわらかい大阪弁と、いかにも楽しそうなトークと。
これ、グッと来ました。
そしてその中で紹介されていた、JAZZの入門として
オススメは、オスカーピーターソントリオの『Please Request』
買って、聴いてみた。
リマスター=ハイレゾ音源CD,ということで、音も確かに良かったですが
とにかく、グッと来ました。
『澤野工房物語』も、同時に読んでみる。
面白い、好きこそもののナントカ、ですよね。
それを共有してくれる人がいて、応援してくれる人がいて
定期的に交流できる人がいて、こんな幸せなこと、無いかもなぁ。
また新しい「何か」の裾野が拡がる予感です。
楽しいな。
閑話休題。
悲しいお話。
日曜日、組合(特に青年部)に関わるキッカケを作っていただいた
通称、寺爺(てらじぃ)の急逝の報せが入った。
月曜日に、電話したばかりなのに。享年55歳、若いよ。
私が23歳のとき、府立高校の体育館のメンテナンス通路で
空気管の点検をしているときに、携帯を鳴らしてきて
15分、青年部に加入することを熱弁されました。
それも大きなキッカケで、色々と組合のことに関わらしていただき
先輩や後輩、仲間が増えていったのです。
1月も講師のお疲れ様会で、隣に居らして
よく私が後輩のクセに弄るもんだから
笑顔で「やかましぃわ」と言いながら、頭をしばかれたものでした。
身近な人が居なくなること、本当に切ないです。
と同時に、身体を大切にすること、改めて思う。合掌。
父親
私の父は、昭和14年生まれで
40のときに、私が産まれました。
その私は、今年40歳になり
そして今日2月18日は、父の誕生日です。
他界したのが、18年前、もし生きていれば
今日、80歳を迎えています。
日も暮れたころ、東の山から月が昇り
その月明かりの下で、お墓に御参りしてきました。
風が冷たくて、それでも月の光は、少し優しくて。
80歳の父親は、どんな風だったんだろう。
80歳の父親と、どんな会話が出来るのだろう。
色んなことを考えて。
22歳の時に、父を亡くし
それのおかげで、甘えが随分と減り
今の自分が形成された、と自負しています。
父が想ったような、息子に成長しているのかは
皆目検討がつきません。
人として、情緒に足りる生き方が出来ているのだろうか。
岡潔さんの春宵十話、今日から読みます。
ただ、とにかく1日1日を大切に生きることを
一所懸命に、成すのみです。
明日あたり満月かな。
いい月だな。
BGMは、YMOの『浮気なボクら』
君に、胸キュン。
三寒四温
2月に入ると、随分と日が長くなり
暖かい日があったり、寒さのそれが戻ったり。
クセのある私は、それを読むときに
だいたい『さんかんしょん』と
似非フランス人のようになってしまう。
いや、似非フランス人のように、してしまうことが多い。
かといって『三浦しょん』とかは、呼んだりしない。
だって、読んだ事が、無いから。
あと発音で言えば
Barneys New York をキレイな英語発音してみたいのですが
どうしても、それらしく言えないことが、忸怩たるホニャララ。
ちなみに、감사합니다
については、キレイな発音である、と現地の方に褒められたことがあり
韓国に社員旅行に出かけたときには、免税店で
私だけ、ショップの店員さんからハングル語で声をかけられた。
のも、もう15年ほど前の話。
閑話休題。
実家の庭の梅が、咲いていた。
イツノマニ。
あら、見事やん。
春が、近づいているのね。
寒椿も咲いていた。
写真下手やなぁ。。。
いずれにせよ、こんなところにも、春なんです。
買い物に出かけて、色んなショップの店員(男性)さんが
中性的な感じの若い方が増えた印象を持つ。
ちょっと洒脱なイタリア系よりも、シンプルイズベストな英国調にシフトしたく
その変わり目を、どのタイミングで持ってくるか、気にしている。
品だよ、品。(しな× ひん○)
にじみ出る、醸し出す、そういう大人でいたい。
いや、本当は「いつまでたっても、甘えんぼ」でありたいのだが。
あと、昨夜のプロフェッショナルは良かったなぁ。
誰か、あの御寿司屋さん、連れてって。
週末は、後輩と中華料理のお店にレッツゴー。
さて、今週も素敵な日々が訪れますように。
街の移ろい
20代に入り、仕事を始めると
独身謳歌、という言葉の通り
それはそれは、よく吞みに出歩いておりました。
40代の最近になると、すっかり出不精になってしまい
家でコタツに入って、ノンビリ焼酎飲んでいるのが幸せ、と
すっかり枯れてしまいました。潤いあるのは、お肌だけ♪
さて、そんな時期に、よく木屋町あたりに出没しては
色んなお店で、味もわからない酒や雰囲気や女(!?)を
勉強させていただいたことは、今でもベースになっていると思うのですが
その代表的なお店の1つ、Dylan-Ⅱが、昨年11月末で閉店していたのは驚きでした。
今は、居抜き状態でガールズバーに変わってしまっているようです。。。
それでも、ビルの前に、懐かしい看板は置き去りにされており
新京極のエロ映画館(ここも、服屋さんに変わった)前のカサブランカの看板よろしく
なんとも、哀愁を漂わせて、ひっそり残されていました。
ご存知、ボブディランのセカンドアルバムのジャケットが、そのままに。
まだ若かりし頃に、木屋町をこうやって女性と歩くことを
どれだけ夢見たことか。。。
blowin' in the wind
あのハーモニカの音色が、頭の中で響き渡る。
確か、キャラメル・ママ系列のお店だったと記憶しております。
あそこも、かなり通ったなぁ、、、
ピーナッツを食べては、殻を席の下に捨てて
だらだら食べ続けては、鼻血が出ないか、心配したのは若い時分の夜でした。
アー、最近は先述の通り、すっかり木屋町を飲み歩くことも少なくなって
それでも色んな店の変化があって
街の息吹なんかを、感じることのできる、懐かしい通りなんです。
あの小学校も、すっかり解体工事が始まって
大きなホテルが出来るみたいだし。
木屋町通を北から南へ、高瀬川に沿って吹き流れる風を感じながら
外套を覆って、南下すること、いとおかし。
さて、立春ですね。
皆さん、豆巻きしましたか?
鬼は外、福は内。
細野さんの曲を思い出しながら。
うちの会社の枡に、豆を入れて、玄関でピャーッ、ピャーッ。
そして年の数だけ、食べてみた。
ウープスッ。