酷暑 大山崎参り
先日の弊社社員旅行で、足立美術館にお邪魔しましたが
そのとき、目に付いたパンフレットがありました。
大山崎山荘『ウィリアム・モリス展』
以前、滋賀県の佐川美術館で開催されていた
アルフォンス・ミュシャ展に似た感じなのかな?
とにかく、オシャレな包装紙?のイメージで最終日にお邪魔しました。
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この三連休、皆様ご承知のとおり酷暑。
天気予報の太陽のマークも、オレンジから朱色に変わって
なんだかギラギラしています。
予想最高気温、39度。
地獄に飛び込むようなもんだよ。
久しぶりに車を使用せず、公共機関の旅。
お昼を京都駅でいただき、JRで大山崎駅で。
駅から無料シャトルバスがあるから、楽チン。
なんて、思っていたら、大間違い。
さすが三連休の最終日、もうすでにバスは満席で
仕方なく、猛暑の中、山を昇る、歩く。
一番暑い時間なのに、歩く。
やっと入り口。
もう汗だく。
ほら、写真を見る限りは、爽やかな夏の彩り。
なんて、思いますが、もう地獄。
汗が止まらない。
そして、ああ、やっと見えた。
関西の実業家、加賀正太郎の別荘として、昭和初期に完成された建物なんだそうです。
中の写真撮影をしなかったので、様子は、また皆さん一度足を運んでみて。
大山崎の麓に、ひっそりと、しかしおごそかな建物は、まさに別世界。
さて、肝心のウィリアム・モリス展ですが、作品はそれほど多くなく
それでも、先述のミュシャのような、繊細なタッチに心奪われました。
特に、色彩がそれほど豊かでない、控えめな感じの作品が、好みでした。
とにかく、暑さ対策で建物に入ったような。笑
隣接して、安藤忠雄設計のコンクリート打ちっぱなし。
コンセントの部分まで、めり込んでるで。大変やわ、これ。。。
さて、せっかく大山崎に来たならば、もう一足伸ばして
サントリー大山崎蒸留所を見学してきました。
もう、暑かった道中の話は辞めでおこう。
80分の見学コース。これが面白かった!
ご存知、マッサンの名言。
「やってみなはれ やってみんことには わかりまへんやろ」
稼働中の蒸留部分を通り抜ける。熱い!60度近くあるんだそうです。
水と大麦を煮込んだものを、ここで蒸留するのです。
甘い香りが漂っています。
この環境を蒸留所として選んだ理由として
まず、水が良いこと。そして、桂川、淀川などがぶつかり合い
霧が生まれやすいことが、ウィスキーにとって、よい環境なのだ、ということでした。
そして、テイスティングの体験を。
様々なものをブレンドして、あの名作『山崎』は誕生するのだそうです。
最近、夜の街でも、めったに入手できなくなったそうですが。
ああ、美味しい。ハイボールも作らせていただき、ああ、美味しい。
帰りは久しぶりの楽仙楼さんにて、サントリービールとじゃがいも冷サラダ。
ああ、余は満足じゃ。
そういえば、世は祇園祭の先祭、宵山でございまして。
夏ですね。浴衣姿が、沢山華やかに。
まだまだ、しばらく暑さが続くそう。
皆様、くれぐれもお身体ご自愛くださいませ。