何気ないこと
数日前の大雨があったことなんて
まるで嘘のような
気持ちのいい梅雨明けの夏の空。
平成30年7月豪雨、と名付けられた今回の災害は
100名以上の命を奪った,自然災害です。
平成30年7月だけが、特別なもの、となるのか
もしくは今後、定期的に訪れるものなのか。
自然の中で,我々は当たり前のように生きていて
その自然が安定している間は,何も思わないのに
こういうときに限って,自然災害、という言葉を使ってしまう。
そもそも、自然とは不安定なものなのではないのか。
先日の地震もそうだし、今回の豪雨も。
そんな土地に住む場所を持ち
そんな世界に我々は生きている。
安定とか、不安定とか、どちらに偏るものでなく
ただただ、自然とどう向き合うか、との話。
そういうものを我々が目の前にしたときに
我々が体験・経験したときに
人間の無力さを覚えるのです。
何もできない。
広島の災害の様子では
消防車すら、泥に埋まってしまっていました。
その光景は、かなり衝撃的でした。
それでも、そんな場所で、助けを求めている人を
助けようとする人がいる。
日々の何気ない人づきあい、交流が生きてくる。
予防の「予」は、予め、常日頃を大切にする、ということ。
世の中が蠢いてる。
社会・経済、そして自然まで。
我々は、もう一度、自分自身と向き合い
私達は何をするべきなのか、何を目指しているのか
周りの人との関係を、どう思うのか。
今日の天気は,夏の空。
何事もなく、日々は動いている。
その何事も無いことに、改めて何かを思うべきではないか。
高速道路に乗って,遠い場所まで行けること。
家で、テレビを見ながら、家族でのんびり晩ご飯を食べること。
会社に行けば、いつもの社員さんがいて、何気ない会話をしていること。
気になれば,何かをすぐ情報検索できること。
毎週月曜日に,ブログを更新できること。
暑い夜に、文明の利器を利用して、涼しく快適に過ごせること。
ただいま、と言えば、おかえり、が返ってくること。
自分に足りない何かを,補ってくれる人がいること。
何気ないことが、変わらなく、そこに在り続ける、ということ。
笑顔が生まれる、ということ。