雨上がりに北上すれば、地平線すれすれに虹が輝いていた。
こんな低い位置の虹を愛でるのは、初めて。
不思議。
帰り道、南下するならば、堀川寺ノ内付近の銀杏並木が好きだ。
香り豊かな銀杏を炒って、美味しい日本酒で流し込みたいものである。
人の生き様も色とりどり。
環境によって、その時節によって
鮮やかであったり、澱んでいたり。
そのどちらも「らしさ」であり
全てを漠然と受け止められるような、人間でありたい。
凡庸のようでいて、鈍感でありそうながらも
その実は懐の広さを持ち合わせているような、人間に成長したい。
そんな風に思う、今日この頃ではございます。