旅日記:高松(後半)
散歩も終わって、まだまだ夕方までには時間があるので、続いては高松市の東にそびえる屋島を目指します。
屋島ドライブウェイから、桜並木の道をひたすらに昇ります。
途中、源平合戦の屋島古戦場を眺める。
あの扇の的でも有名な場所は、ここだったのか。
さらに平氏は敗れて、壇ノ浦の最後まで流れていくんですね。
登りきると、四国霊場第八十四番の屋島寺にたどり着きます。
○屋島寺
境内は桜が満開。あちらこちらで、花見で一杯、ああ素敵ですね。
さてさて、こんな怪しい道をテクテクと歩き続けます。。。ちょっと不安。。。
じゃーーーん。高松市が一望できる尾根の端に到着です。
誰もいない、春風を浴びながら、岩の上で私は一人、ポーズを取るのです。
I believe I can fly~♪
分かる人にだけ、わかればよいのです。笑
春の瀬戸内 雲流れゆく。
さて夕方を迎えるならば、いよいよ夜の街へ出向かなければいけませんね。
で、ここからは酔っ払いなので、写真をご覧いただき、どのような夜を過ごしたのかをご想像ください。笑
高松に来たのならば、骨付き鳥(私は若鶏派)でビールは必須事項。特に2件目の壱夕さんは、25歳のときから、この町に来たならば、必ず訪れる大好きな居酒屋さん。何も語らず、がぶっと頬張り、そしてビールで流し込む。これは至福でございます。
一人旅の夜は続きますが、途中で必ず訪れる、どうしようもない切なさ、も相変わらずやってきて、とにかく街を練り歩きました、とさ。
翌朝。
最近、6時には目が覚めてしまうのは、老いの表れか。。。
それを逆手に、ホテル近くの朝うどんを目指します。
春の朝の散歩も、心地よい。
さて、近所で朝6時から開店しているのは、こちらのお店。朝から、お客さんが列を成しています。
○うどんバカ一代
こちらの名物は、かまあげバター。ここに黒胡椒が振ってあり、葱と天かす、そして生卵を落として、かき混ぜれば、いわゆる『うどんカルボラーナ』の完成です!味もさることながら、ここのうどん、とても美味しかった。今までの高松旅行の中で、屈指でしたな。
さて、朝も腹ごしらえを済ませて、またまた市内を散策です。
百十四銀行の本店?かしら。
なかなか荘厳な建築です。
そこから商店街を歩きます。
こちらは百十四銀行の旧本店。
夜は賑わう商店街も、朝は閑散としていて、そのギャップが良い。
そして、高松市といえば、実は菊池寛の出身地だったことを知る。
昔TVで『藤十郎の恋』を紹介されていて、読んだなぁ。
そして仕上げは、最近リニューアルされた高松市美術館へ。
開催されていたのは、現代アート。岡本太郎から始まり、束芋まで。
いやー、面白いけど、やっぱり現代アートは、結構疲れますね。。。特に映像作品は。
あの淡々とした映像の動きと、なんだか気味悪い音響って、なんなんですかね。苦笑
以前、尾道の美術館で見たものを思い出しましたが、1950年代から、こんなにポップなんだ、と感心しました。
というわけで、一人ぶらり旅ではございましたが、おかげさまで随分とリフレッシュ。
何より道中の高速道路、山のあちらこちらに見える山桜を愛でながら、春の香りと風を感じてのドライブは、年度末の疲れを一掃してくれることは、とても幸せでした。
さて、4月からも、何かと忙しないのですが、とにかくこの1年は、やりきる、のみです。