4月16日(土)~18日(月)研修旅行 in 宮城・岩手 その2
4月16日(土)
石巻から国道398号線を東に向かい、次は女川を目指します。
3年前、壊滅的な被害を受けた女川で見た光景は、風と波と鳥の音しかない
まったくの無機質な風景でした。
~2012年の旅行写真より~
さて、今回の旅行の趣旨でもあります、この街がどのように復興しているのか。正直なところ、私のなかである程度、町としての体裁が戻り、ひそかに今回の震災についてのひとまずの安心を得られる、そんな光景を期待していました。
しかし実際は「ようやく復興し始めた」程度だったのです。
○女川町
女川駅が復活し、その周辺にこそ、ちらほらと店舗が復活していますが、壊滅的な被害を受けた港周辺あたりは、土地の嵩上げ(かさあげ)を行い、そこに町を作るのではなく、とりあえず道を作ったり、メモリアル公園を築く、という計画で動いているんだそうです。高い場所を開拓し、そこに住宅ゾーンを建築する。女川町復興計画をご参照あれ。
女川町復興計画
さて、高台近くで
活動をされていた田村ご夫婦から、とても貴重なお話をいただいたのです。
このご夫婦からお話いただいた
本当に辛いご体験、そして、その経験を元に
震災後の5年が過ぎて、今もなお続けられている活動内容については
後日、改めてHPにて公開いたします。
是非、皆さんに防災について、改めて意識をしていただくキッカケになればと考えています。
女川病院の一角で、震災についての掲示がされていたので、皆で見学しました。
今回の研修旅行の意味がある、と思います。
そして女川を後にし、つい先日に震災遺構として認定された旧大川小学校へ向かいました。
さて以下、写真を掲載します。
正直、カメラを向けること、ためらいました。が、私が感じたこと、私が思ったことを
このブログでは、正直にご報告したいので、これより掲載します。
※熊本震災以降、メディアから様々な痛ましい情報が続いており
それによる「心の被災」をされている方々、私の周りにも沢山見受けられます。
そういった方々にお願いしたいのは、まずご自身を大切になさってほしい。
もちろん現在、被災されている人々に対する後ろめたさ、申し訳なさ、もあるかと存じます。
しかしながら、まずは自分、です。自分を大切に出来る立場だからこそ、そうあってほしい。
そして元気を取り戻していただいたのならば、改めて防災について考えてほしいのです。
私の考え方も、ある人々には非難されるかもしれませんが、私はこの考えを貫きます。
何度も言いますが、まずは自分です。
○石巻市立 旧大川小学校
銅像が立てられている場所は、元運動場です。学校の周辺には、沢山の住宅が並んでいました。
河口から約5kmほど離れた地域です。ここで、沢山の児童・教員の方々が亡くなられました。
この建物を震災遺構とする活動について、地元では賛否が分かれたそうです。
どちらのお気持ちも察します。。。本当に難しい。
当事者でないから、簡単に発言してしまいがちですが、子供さんを亡くされた方の気持ち。。。
色々なことを突きつけられた光景でした。
(つづく)