年男
前回も書きましたが、今週いよいよ年男な年齢を迎えます。36歳です。還暦まで、あと24歳です。カウントダウン、スタート。
毎年,何かとお祝いされると嬉しいものなのですが、正直なところといえば、少し「そっとしておいて」感が否めません。なぜなんだろう?自分でも良くわからないし、実際に祝ってもらえたのならば,素直に喜ぶはずなのに。きっと現場が忙しいからであります。そして誕生日以前に「もう年が明けてから1ヶ月が経過するのか。。。」という思いが強いのであります。まったくネガティブな冒頭から始まった,今回のブログについて、このあとどういう展開になるのか、全く楽しみで仕方ありません。笑
※ちなみに、全くのシラフであります。
さて、話は少し変わるようで変わらないのですが、最近、また本をぼちぼち読み始めています。
・小林信彦『和菓子屋の息子』
昭和の下町について、彼の生活を淡々と語ることから、にわかに下町風情を実感してもらう、そんな作品です。そのなかでもとりわけ気に入った文章が、あとがき、にございまして
『批評はもっと具体的に、他人に対しても下されるが、口にする事はめったにない。(中略)まちがっても<粋>というキーワードを口にしないのは、<粋>が云々と言った瞬間、自分が最悪の存在(野暮天)に落ちるのを充分に自覚しているからである』
うーーーーん、なるほどなぁ!と興奮しました、この文章。
まさに、フウテンの寅次郎曰く「それを言っちゃあ、おしまいよ」的な感覚なのでしょうかネ。私の父親も生前、よく申しておりましたよ。
「おしゃべりな男は、よくない」
はーい、、、反省です。。。^^;
とまぁ、気がつけば36年生きてきたわけでござんして、色んな人が教えてくれた色んな事をふまえて、自分らしく今年も生きていければな、言うなれば「自分なりの美学」を大切にしながら、日々生活していきたい、と思うわけでございます(趣味=おしゃべり、な部分も含めて。笑)今までに,自分はどのような教養を得てきたのか,自身では全く気づくこともございませんが、とにかく「自分らしく」を大切にする年男でありたい、と思うのでございます。