共存する
日々、新聞やニュースで取り上げられているのは、台風や集中豪雨などの天災の話題ばかり。日本全国のあちこちで、大変な思いをされている方々がいらっしゃいます。
正直なところ、それらの災害を目の前にして「立ち尽くすしか無い」そんな思いでいっぱいです。日頃から「減災」についてのお話もさせていただいたり、自治体の取り組みなどに感銘を受けたりもしているのですが、それでも簡単に「想定外」の事が次々と発生している昨今、これらの天変地異に対して私達に出来る事とはいったい何なのでしょうか。
少し言葉に語弊があるかもしれませんが、災害と共存する意識が必要なんじゃないのかな、と思っています。「絶対にこんなことは起きない」と思う事から、色んな事由を想定しておく必要性について改めて考えさせられます。自分の家の会社の廻りで、色んな災害を以前に想定しておく。そして個人だけでなく、家族だったり町内だったり、学区だったり,色んなスケールでの対応を検討しておく。それらの作業が急務だと思うのです。
が、しかし。本当に「想定できない」ことが沢山発生しています。その時に私自身も柔軟に対応できるのか。。。思考が「立ち尽くして」しまいます。
本当に夏らしくない、雨ばかりの天気が続きますが、とにかく穏やかな気候に戻る事、そして被害に遭われた方々の一刻も早い復旧を心より願うばかりです。
少し話題は変わりまして、最近はyoutubeで十代目の桂文治の落語を聞きながら眠っています。言葉、とくに江戸言葉を非常に大切に話をされる方なんだそうですが、彼のマクラで「ありがとうございました、は正しい日本語とは言えない」というのがありました。「〜ございました」と切ってしまっては、そこで縁が切れてしまう、正しい日本語は「ありがとうございます」と今後もよしなに、という意味でないといけない、ということでした。さらにキレイな言葉では「ありがとう存じます」もあるよ、しかしほとんどの日本人がこういう言葉を使わなくなったなぁ、というお話でした。早速、電材屋のS君にこの話について、講釈を垂れました。笑
そしたら事務所を出るなり、うちの会長に「ありがとうございましたー!」だって。^^;
あとカッコイイとか男前、というのも江戸言葉ではないんだそうで「様子がいい」というのが、それに当たる言葉なんだそうです。様子のいい男、なんだか涼やかでいいですね。