モリタ1号
台風過ぎると、一気に夏ムードです。街なかも祇園囃子がチラホラ聞こえてきました。ヨシムラです。
消火器のリサイクルシステムが構築されてから、早5年が経過されています。今では、全ての新しい消火器にリサイクルシールが貼られ、いらなくなった消火器についてもこのシステムに乗ってリサイクルされています。このシステム、金属は溶かされてまた再生され、消火薬剤は集められてまた新たな消火薬剤へと再利用されるといったシステムなんだなと思っていました。
がしかし、先日TVで『消火器はリサイクルされるとどうなるの?』といった特集が放送されていました。TPPの問題がまだ決まっていない昨今、消火薬剤の大部分は窒素とリンで構築されていますが、肥料の要素もリンと窒素とカリウムだそうで、何と二つも被っているんです。しかも、リンは100%輸入に頼っている現状となると肥料にしたらいいやん。って思いますが、消火器を放出されて掃除した経験がある方にはご存知の通り、消火薬剤って水に溶けにくくものすごく細かい粒子なのです。
その性能上、肥料には利用しにくかったみたいなのですが、水に溶けやすく飛散しやすいリサイクル消火薬剤の肥料を開発し森田1号たる製品が存在するみたいです。
これぞリサイクル!さすがはメーカーさんですね。
消火器をリサイクルして、安くておいしい国産の野菜や穀物が食べられる。
幸せなことだと思います。