上村松園展
日曜日のお休みを利用して、名古屋市美術館で開催されている『上村松園展』に行ってきました。
http://event.chunichi.co.jp/shoen/
↑上村松園展 公式サイトのURL
日本美人画の女性画家として、明治・大正・昭和に活躍された上村松園です。名前をチラッとしか聞いたことがなかったので、せっかくなので用事も兼ねて名古屋まで。さっそく美術館に入場するのですが、まずはお客さんの年齢層が高い高い。笑 着物姿の女性の方々もいらっしゃって、これは楽しみなのであります。子供をあやしているお母さんの絵、嫁入り前の微妙な表情の娘の絵、狂気の表情をした女性の絵などなど。。。
上村松園曰く
http://event.chunichi.co.jp/shoen/
↑上村松園展 公式サイトのURL
日本美人画の女性画家として、明治・大正・昭和に活躍された上村松園です。名前をチラッとしか聞いたことがなかったので、せっかくなので用事も兼ねて名古屋まで。さっそく美術館に入場するのですが、まずはお客さんの年齢層が高い高い。笑 着物姿の女性の方々もいらっしゃって、これは楽しみなのであります。子供をあやしているお母さんの絵、嫁入り前の微妙な表情の娘の絵、狂気の表情をした女性の絵などなど。。。
上村松園曰く
『私はたいてい女性の絵ばかりを描いている。
しかし女性は美しければよい、という気持ちで描いたことは一度もない』
のだそうで。
美人画と書かれていますが、表面的な美しさ、だけでなく、むしろ内面的な、本質としての女性らしさみたいなのが描かれていたように感じました。特に月と一緒に描かれている女性が、なんとも色っぽいのですねー(艶っぽい、とでも申しましょうか) また狂気に満ちた女性の表情は、なんとも恐ろしかった。。。内に秘める女性が、その抑制が利かなくなったときの様がなんとも。。。汗
あぁ、そうか。美しさ、とは表面的なものだけでなく、うちに日頃から秘めている何かが醸し出されて表現されるものなのか、と。それは紙一重で、醜さだったりに化ける可能性もあるのだなぁ、と感じた次第でございます。
私自身、着物の知識とか髷(まげ)の知識とかは皆無なので、そのあたりについて詳しければ、当時の風俗を知ることができて、もっと楽しめたのでしょうけれども、それでも使用されている色使いだったり、筆と墨だけで細かく描写された絵は、とてもとても楽しめたのでした。
最後に下書きばかりを集めた特別ブースもあったのですが、とにかく書いて書いて書きまくって、研究しまくる姿勢が伺えました。やはり努力に勝るものは無し、なんだなぁ、と。1つの事に打ち込む大切さ、そしてその覚悟を感じる、とてもいい展示会でございました。
しかし女性は美しければよい、という気持ちで描いたことは一度もない』
のだそうで。
美人画と書かれていますが、表面的な美しさ、だけでなく、むしろ内面的な、本質としての女性らしさみたいなのが描かれていたように感じました。特に月と一緒に描かれている女性が、なんとも色っぽいのですねー(艶っぽい、とでも申しましょうか) また狂気に満ちた女性の表情は、なんとも恐ろしかった。。。内に秘める女性が、その抑制が利かなくなったときの様がなんとも。。。汗
あぁ、そうか。美しさ、とは表面的なものだけでなく、うちに日頃から秘めている何かが醸し出されて表現されるものなのか、と。それは紙一重で、醜さだったりに化ける可能性もあるのだなぁ、と感じた次第でございます。
私自身、着物の知識とか髷(まげ)の知識とかは皆無なので、そのあたりについて詳しければ、当時の風俗を知ることができて、もっと楽しめたのでしょうけれども、それでも使用されている色使いだったり、筆と墨だけで細かく描写された絵は、とてもとても楽しめたのでした。
最後に下書きばかりを集めた特別ブースもあったのですが、とにかく書いて書いて書きまくって、研究しまくる姿勢が伺えました。やはり努力に勝るものは無し、なんだなぁ、と。1つの事に打ち込む大切さ、そしてその覚悟を感じる、とてもいい展示会でございました。
上の写真は、『待月』という作品のクリアファイル♡