震災対策技術展に行ってきました
2月2日(木)3日(金)にパシフィコ横浜にて開催された「第16回 震災対策技術展」に行ってきました。
前回、大阪で同様の技術展が開催されたときには、人もまばらでノンビリした雰囲気の中で開催されていたのですが、さすがに東北大震災の後ということで、国や自治体関係者、防災業者関係者、福祉施設の方々...色々な方が沢山お越しになられていました。ブースの方に伺うと、前年度の倍の集客だそうです。なかなか淡路・東北を経験しても、京都の人々の危機感は低いなぁ、と思っていたところなのですが、やはり関東の方々は意識が高いですねー。
こんな書籍も紹介されていたり。思わずJ○?と思うのは雑誌の読みすぎです。他にも色々な商品が展開されていたのですが...すいません、話に夢中になってて写真を撮るのをすっかり忘れていました;;;
それでも、色んなサンプルもいただいてきましたよ♪
非常食のパン(コッペパン)です。これ、何が凄いかというと、今までのパンは缶詰が主流でした。しかし真空パックを利用することで、収納スペースがぐっと縮まり、小さなスペースでたくさんの食料を確保することができるメリットがあるのです。
よくよく「非常食・非常水・非常トイレ」が基本防災3点セットなどと言われますが、企業さん、マンションの管理組合さんなどで悩みの種となるのが「備蓄スペース」なんです。少しでも容量を小さくすることで、諸問題を解決しようとする技術の1例ですね。味も試食しましたが、どうしてなかなか、悪くないですよ!これで5年間の保存が可能です。
そして今回、思わず膝を打った商品がこれ!
なんと、非常メガネです!
寝ているときに震災にあってしまい、通常コンタクトやメガネを使用している人、またメガネを壊してしまい、、、などどいうケースが考えられます。コンドーも実際にメガネっ子なので、無くした時の生活の不便性は容易に想像できます。なので、数個備蓄しておけばどうでしょう?というものです。
「人それぞれに度数が違うだろうけど、全種類揃えなければダメなの?」
いいえ!そうではなく、この商品、度数を変えることが出来るんです!
レンズが2枚重ねになっているので、それを調節(手でねじをぐるぐる~と締めるだけ)することで度数を合わせることができるのです。-6.0度~+3.0度まで対応できるとのこと。いやー、盲点でしたねー。
いずれにせよ、東北の震災以降、防災=減災の考え方がますます強まってきていることを実感しました。世の中では「地震がやってくるかもしれない」から、「地震は必ずやってくる」に意識が変化しています。実際にマスコミが4年間に同規模の地震が70%の確率で再来する、なんて数字を発表しましたから...いろんな商品を持っていることで、全てをクリアできるわけではないですが、これらの技術を元に、普段から防災の意識を少しでも持ち続けていただくことが、減災につながるのではと改めて思いました。そして、関西の我々も阪神・淡路大震災の経験をもう一度思い返し、身の回りの防災について考えていただければ、と思います。