たまにはガジェットの話
すんげぇ失礼極まりない話を少し・・・いや、長々と。正直、割と業腹なんですよ。
最近、どうも身近な処でAndroid端末を買う人が増えて来ました。
本日発売された(はず)のauの新端末「IS05」を除けば、国内で販売されたAndroid機は全機種もれなく実際に触って来ているんですけどね・・・なんというか、まともな機種を見た事がありません(´・ω・`)r
ぶっちゃけまともに使えてる人も見た事がありません。「インターネットで見た」という事ならありますが。
黎明期の機種やマルチタッチ非対応のXperiaは論外にしても、GPSに重大なバグを抱えたまま、未だに平然と売られ続けるGalaxy Sや、余りのショボさに世界が震撼したIS01・02、それらをなかった事にして「au初のスマートフォン!」みたいな無残な展開を繰り広げたIS03(これは結構マシな端末)、スペック的にはあらゆる端末を凌駕しながら、肝心のソフトウェアがヘボすぎカクカク・バグバグのレグザフォンetc・・・
強いていえば、HTC・DesireHDの完成度には感心しましたが。
ぶっちゃけ何を望んでAndroidに走るのか、真意がまったく分からない今日この頃。
先日、同僚のGalaxy Sをカーナビにつないで動画を見れないか?という望みに、そんなもんぐらい出来るだろ・・・常識的に考えて・・・と思って調べてみたら、本国版なら出来るけど、日本で発売されたモデルは動画の外部出力に対応していない(!)という衝撃の事実まで発覚する始末。意味が分からなすぎる・・・。
社外オプションの致命的な少なさ(何しろ未だにFMトランスミッターすら汎用品)といい、話題になるレベルの驚異的なアプリが何一つ、まったく皆無という事実といい、氾濫する無料アプリの相当数が「名前変えただけの同一品」であることや、スパイウェアが仕込まれた罠アプリが無数にある事。
さらには正真正銘の暴露型ウイルスの発生まで確認された(とはいえこれは、違法コピーソフトに仕込まれた釣り針に過ぎないですが)という事実。
今月末にはようやく、ドコモ端末での月額合算決済によるアプリの購入が解禁される様ですが、要するにストアの整備が丸っきり出来てない欠陥市場に、何も分からない末端ユーザーを引きずり込んだ・・・って事なんじゃ。
今更「アプリがお求めしやすくなりました^^」とかどの口で言うのか。そして今更誰が買うというのか。
ていうか、大多数のAndroidユーザーは、Androidの利点・欠点を理解して購入しているのか甚だ疑問。
よく「Androidは自由にカスタマイズ出来て云々」という話を聞くのですが、その自由な端末で、一体どれだけフリーダムな使い方してるのか根掘り葉掘り聞くと、「アイコンを自由にカスタマイズ」だの「ウィジェット配置で見たい情報がすぐ見れて」だのと、PCで言えば「デスクトップの画像が変更出来た^^」って言ってるのとレベルが変わらない人多数。
「ホーム・テーマ・ウィジェット・アプリ」の総合的なカスタマイズ性を理解してなきゃ、宝の持ち腐れってもんです。
ぶっちゃけこれもただの方便で、本来の存在価値は「オープンソースであるがゆえのカスタマイズ性と汎用性」のうち、「汎用性」こそが生命線なんですけどね。
現在のダメダメ日系企業の連中は、せっかくの汎用OSに、死ぬほどどうでもいい専用コンポーネントを仕込む事を「オリジナリティ」だと思い込んでるフシがあるので、もはや何をか言わんやですが。
PSP携帯として話題を呼んだ「Xperia Play」にしても、ローンチタイトルのショボいラインナップ(ローンチ筆頭格にGameLoftが名を連ねる時代が来るとは思わなかった)・公開されているゲームプレイ動画においてすらひどいコマ落ちが発生しているという歴然とした事実を踏まえて、あんなくだらないモノを売ろうとしている連中が作ってる上位機種「Xperia arc」が高い完成度になると、どうして思えるのか・・・デザインは最高に格好良いですけどね。
最低限のPCの知識は大前提として、クラウドサービスや自宅サーバー程度の事で頭を痛める世代には、そもそもスマートフォンっていらないと思うのですよ。だって意味ないもの。
ただの使いにくい携帯電話で、音楽が聞けて動画が見れてPCサイトが見れて旧型のFlashが見れて、ショボいゲームがカクカク動く。
これ、いわゆるガラケーと何が違うというのか・・・。絶対ガラケーのほうが使いやすいですよ?
とまぁ、クソミソのコテンパンにこき下ろしてみた訳ですが、じゃあどんな事が出来ればスマートフォンとして合格なのか?
以下に紹介するアプリと同等かそれ以上のモノが動く様になるまでは、それはただの偽iPhoneです。
Crazy Remote(2300円)
PC同士のRDPをすら凌駕する、史上最速・前代未聞の描画速度を誇るリモートデスクトップクライアント。
自宅WiFi接続においては、ほぼロスレスでの動画再生が可能。音声出力も可能。
クリックゲーム程度なら難なくこなし、実用的な配列での日本語入力も可能。PCそのもので処理する為、Flash閲覧・操作はお手の物。
Wake on LANにも対応し、3G接続時においても画面の動きの少ない(たとえば音楽聞くだけとか)使用法ならば実用的な速度を実現。
私自身は長い間、他のRDP(LogMeIn等)やAirVideo、外付けモニター的な意味でVNC等を愛用・布教していましたが、こいつは別次元の存在と言えるほどに完成度が違う。絶対のお勧め。
NAVIelite(3800円)
地図データ内蔵型カーナビアプリの本命。
レクサス純正と同等のエンジンを搭載し(良し悪しですが)、今までのカーナビアプリとは一線を画す「カーナビっぽさ」を醸し出す。但しまだまだ改良の余地ありですが・・・。
VICSは当然対応。合流注意や交差点・一時停止・事故多発地点等での案内も搭載。
欠点は莫大なデータ領域使用量(全データ使用時は4GBを超える)と徒歩ナビ非対応ですが、そもそも車載性が絶無なAndroid機では、逆立ちしてもこの手のナビは出てきません(純正Googleナビの完成度は高いですが、GPSバグバグ機が蔓延ってるこの世の中では存在意義が・・・)。
Infinity Blade(700円)
iPhone4の性能を人に説明する際に、もっとも便利なゲームの一つ。
EpicGame社の「Unreal Engine」を使用した、驚愕のグラフィックが最大の見所。
ゲーム自体は簡単なので、カジュアルゲーマーに超お勧め。
画像はラスボス格の敵なので、この画像撮るのにひどく苦労しましたですぢゃ( ´っω;)
RealRacing2(1200円)
iPhoneゲーム史上最高の評価を得るほどのレースゲーム。
GT5と比べるおバカさんが続出するという、携帯ゲームの域を超えた完成度の高さ。
最大16台でのオンライン対戦までサポートし、同時接続プレイヤー数も多い(要するに、待ち時間なしで対戦可能)。
内容は一言で言ってシビア。リッジレーサー的なお手軽さを求めてプレイすると、序盤のショボい車でのレースが荒行過ぎて、せっかくのグラフィックを楽しむ暇もなくリタイア確定。
画像は荒行・苦行・拷問の果てに手に入れた「McLaren F1 GTR 1995」(・ω・`*)頑張った自分へのご褒美。
ヘッポコな順位に甘んじてるのは、それっぽい画像撮る為にスローダウンしまくってたせいです。まともにやれば、もはや敵なし。
画像で紹介するまでもないアプリ(辞書系や電子書籍、SNS系、画像処理系、各種支援ブラウザetc)にも、非常に優れたモノが多々ある訳で、つい先日購入したiTunesカードで、累計6万円(!)をiPhoneアプリにつぎ込んだ計算になりました( ´っω;)後悔はしていないぞ!
でも、こんな私ですらがiPhoneユーザーとしては中級者ぐらいという歴然とした事実・・・。
もはや携帯電話は現代人の体の一部と言えるこの時代。
自分の使い方に適した端末が一体何なのか、真剣に考えてみるのもまた一興です。