良い日本酒なぅ
先々週、良い日本酒が欲しいと書いた直後から、やけに良い日本酒を入手する機会に恵まれました。
私は普段は酒は一滴も飲みません。
ぶっちゃけて言えば、人前で酔うの嫌いだし、美味しくない酒飲むのも嫌いだし、そんな酒に1円たりとて金使いたくない・・・という、社会人にあるまじき姿勢です(´・ω・`)r
酔わなきゃ言えない事がある、なんて嘘八百ですよ。酔っ払いの戯言です。
酔いたいだけならアルコールを注射すりゃ良い。一発で酔えます(´・ω・`*)これはお得。
言いたい事を言う為に酔う必要も、酔う為にまずい酒を我慢して飲む必要もない!
どうせ言うなら素面で真面目に、どうせ酔うなら旨い酒(´・ω・`)b私はそう信じてます。
まぁ私がこんなひねくれ曲がった性根になったのは、悪い日本酒のせいです。
まずいのを超越して、毒としての価値が生まれてる様な合成清酒ばっかり出しておきながら、「若年層の日本酒離れが深刻なぅ」などとのたまう・・・馬鹿馬鹿しいにも程がありますね。
でも、世の中には素晴らしい日本酒だって沢山ある訳です。
で、今月手に入った日本酒達。ちなみに10月1日は【日本酒の日】です(´・ω・`)b
伏見:藤岡酒造【蒼空・純米大吟醸】
石川:菊姫【菊姫・大吟醸】
石川:車多酒造【天狗舞・古々酒純米大吟醸】
愛知:山崎【尊皇・焚火 純米吟醸原酒無ろ過】(※友人からの貰い物)
愛知:山崎【尊皇・山崎醸 純米吟醸ひやおろし】(※友人からの貰い物)
他に、写真を撮る間もなく飲みきってしまった物が・・・
伏見:藤岡酒造【蒼空・純米ひやおろし】
伏見:斎藤酒造【英勲・純米大吟醸】(※比較用に購入)
福井:黒龍酒造【黒龍・本醸造】(※比較用に購入・噛ませ犬ともいう)
どんだけ飲むんだよ!と突っ込まれそうですが、私は本当に普段は一滴も飲みません!(´・ω・`)b10月だけの限定仕様です。
散々偉そうな事を言っておきながら、私は実は、地元:伏見の酒をまともに飲んだ事がなかったのです。
理由はまぁ、お察し下さい( ´ノω;)
黒い話なら一晩中でも出来ますが、ムカムカしてくるので割愛!
でも、誇れる地元の酒がないのは、京都人として悲しいのではないか。
愛知に住む友人が送ってくれた【醸し人九平次】という酒を飲んで、感動と同時に羨望・嫉妬を感じたものです。
平成9年に当代に代わって以来、瞬く間に日本屈指の名醸に駆け上がった醸し人九平次と比べるのはナンセンスかもしれませんが、探せば地元にだって、隠れた良酒があるのではないか。
という訳で、色々と調べた結果、伏見の名だたる大メーカーの工場が立ち並ぶ真っ只中で、小さな小さな蔵で頑張る、藤岡酒造の【蒼空】(ソウクウ)という酒を飲んでみる事に。
いざ買おうと思ったら、地元の酒屋ですら売っていなかった為、やむなく蔵元まで行ってきました。まぁ近所なんですけどね。
日本最小かもしれないほどの小さな蔵ですが、小回りの利く蔵だからこそ、大手には出来ない日本酒造りが出来るに違いない!
そう信じて購入した訳ですが・・・
メチャクチャ美味しいです。久々の大ヒット。
個人的には、高価な大吟醸(500ml3500円)よりも、安価なひやおろし(500ml1700円・・・一升なら6000円超える酒を安価というかは知りませんが)に感銘を受けました。
香りはさすがに吟醸酒には及ぶべくもないですが、口当たりから喉越し、後味まで全てが綺麗な仕上がり。
利き酒気取りで用意した、英勲の大吟醸・黒龍の本醸造とは比較にすらなりません。
どちらも、決して悪い酒ではないんですけどね・・・飲み屋で出てきたら誰も文句は言わない程度の味です。
蒼空ひやおろしはチマチマ飲んで、開栓から3日目頃まで、少しづつ甘みが増していく過程を楽しめましたが、大吟醸は開栓直後から急激に劣化が進んでいく様で、2日目には僅かに苦味が出てきている様でした。( ´ノω;)飲み切るべきだった・・・。
またこの蒼空という酒、ボトルが綺麗なのです。コルク栓も可愛らしく、こんな酒なら冷蔵庫に1本入れておくのもお洒落。
ラベルは布製。剥がすと猪口サイズのコースターになるという小洒落た一工夫。
総じて「これが地元の酒です」と、どこに持っていっても恥ずかしくない酒に巡り合えました(´・ω・`*)
そして今日は愛知の友人イチ押しの【尊皇・焚火】という酒を飲んでる真っ最中。
【尊皇】以外に、【奥】というブランド名で広く知られる愛知の実力派。
他の蔵がとてもやれないような精米歩合22%(!)の超吟醸酒や、非加熱原酒の長期熟成(!)、100%全量にごり(爆発の恐れがあるという・・・)等の、冒険を通り越して無茶苦茶な酒を出す事もままある、今日本で一番面白い蔵の一つです。
日本酒度+12という、日本屈指の超辛口。
いわゆる甘口が+2程度まで、+5を超えれば完全に辛口になるものですが、+12という桁外れの辛口はどれほどのモノかと警戒しながら飲んでみた処、意外ほど綺麗な吟醸香。口当たりは軽く、舌の上で甘く、喉越しが・・・というところで、キました。
日本酒を飲んでいたはずが、焼酎をストレートで煽った時の辛さです。これは面白い(´・ω・`*)
純米吟醸・無ろ過の原酒というと、そこそこ高価な物かと思いがちですが、4号瓶で1300円程度。見事としか言いようがないですが、またもや愛知に対する羨望・嫉妬の気持ちがフツフツと・・・!
こんな酒が居酒屋で普通に飲めれば、日本酒のイメージはきっと変わるはずなんだけどなぁ・・・。
ちなみに今日の肴はキンメダイの開き(´・ω・`)bYes!
・・・写真がない理由は、調理の過程で大量の発がん性物質が検出されたせいです( ´ノω;)黒いよぅ
長々となったので、ひとまずここで解散!二次会の予定は未定です!